海外駐在員のざれごと

海外の住宅事情や習慣を楽しく気ままに
HOME 海外駐在員のざれごと Ground Breaking Ceremony (起工式)
ヤエスクワガタ団 団長

ヤエスクワガタ団 団長

Ground Breaking Ceremony (起工式)

カテゴリー:

ご無沙汰しております、団長です。

2ヶ月以上更新しておらず、すみません。

先月と今月は「死」について考えさせられました。近しい人が8月に病で倒れ、9月に57歳の若さで旅立ってしまいました。久しぶりに人目をはばからず号泣してしまいました。

8年間 闘病されておられましたが、いつも笑顔で、前向きで、優しく包んでくれる方でした。

先のこと、未来のことを考えることも大事ですが「今を大切に生きること」を教えて下さいました。

 

 

 

さて、さて、国内の事業同様、フィリピン海外事業も順調に進んでおります。

8月はGhost month(ゴーストマンス)と呼ばれ、華僑系の方々は新しい商売や契約、縁談などを9月以降に見送る風習があり、高級住宅の販売は小休止状態ですが、我々が手掛ける住宅にはほとんど影響もなく一安心でした。

 

 

 

そして、今月に入り、海外事業9つ目のプロジェクトとなるのがこちら ↓

 

日本円で200~500万円の価格帯の住宅を主に行って参りましたが、今回のプロジェクトは1500~2000万円の価格帯となります。

海外では外国人がその国の土地を所有することができないことが多くありますが、フィリピンも同様です。

詳しい説明は省きますが、これまで私どもは、①現地法人で所有する土地、②パートナー企業さんの所有する土地に住宅建設を行い販売してきました。

今回は新たなチャレンジで、土地をオーナーさんにそのまま持っていただき、建設・販売を行っていきます。総戸数6戸のタウンハウスとなりますが、オーナーさんの土地と新たに建てた1戸を交換する方法を採用したプロジェクトになります。

オーナー(奥様)より、亡くなられたご主人様がこの土地を38年前に購入され、今の家を建てられたことをお聞きしました。4人の娘さんをこの家で育てられ、娘さんたちが嫁ぎ、この広い土地と屋敷が不要になったけど、この地を離れたくないという理由からこのプロジェクトが始動しました。まるで、日本で行っている等価交換方式のお話のようでした。

 

 

 

そして、無事に日本で言う起工式と調印式を執り行わせていただきました ↓

別件でフィリピンに来ていた竹本部長も参加してます(左端)↑

 

 

 

言葉や文化が違えども、故人を思う気持ち、その故人から受け継いだ土地を大切にする気持ち、共感することがたくさんあることに気づかせてくれる出会いでした。

 

 

 

オーナーの次女の息子さまがダウン症のお子さんでしたが、とても素晴らしいお話を聞かせていただきました。私個人も障害を持った子を育てる父親として、勇気づけられました。

フィリピン共和国では障害を持ったお子さまが産まれたとき、その家族は幸運に恵まれるといわれ、その子を大切に育てるそうです。私もこの話は依然体験しており、そのご家族が彼らのことを「LOVE(ラブ)」「MAHAL(マハル)」と呼び大切にしているのを目の当たりにしてきました。

今回のご家庭では「BOSS(ボス)」と呼ばれておりました。家庭内で重大な会議や結論を出すときは、このボス君を必ず同席させて、ボス君が「No」と言ったら本当にダメになるということを後でお聞きしました。そうです、私もAkira氏も人間性をテストされてたんです(笑)

写真のように、仲良くなれたから契約してくれたのかな??

 

 

 

 

 

最後に、日本の伝統文化の着物を着ないのかとよく聞かれるので、今回持参しました!

と言っても、暑いし着方がわからないので、甚平にしました(笑)

 

8月生まれの竹さん、11月生まれのAkiraさん、二人まとめてHappy Birthday!

これからも末永く宜しく!

 

 

♪よかろうもん♪

建築までお待ちいただく期間

注文住宅の着工はお待ちいただいている状況です。

お客様との時間を大切にするために年間棟数を定めたり、
専属棟梁による家づくりであったりと、

お客さまにご満足いただける住まいを提供する理由からです。

(八つのお約束をご覧ください。)

どうぞご理解くださいませ。