セブ観音
How are you? 白石です。
今日はセブ観音のお話です。
フィリピン・セブ島のマルコポーロホテルの一角に建つ、台座を含めて高さ4.6メートルに及ぶ青銅像「セブ観音」。
太平洋戦争において最大の激戦地となった当時アメリカの植民地だったフィリピン。フィリピン諸島にて日米両軍は激しく戦い、日本人戦没者は51万人を超えたとのこと。外地での犠牲者数としては、戦時中最大だそうです。
ただ多くの犠牲者が出たのは日本だけではなかったそうで、激しい戦いが繰り広げられたフィリピンの島々には、多数のフィリピン人が暮らしており、フィリピン人の戦没者数は111万人以上といわれています。
その戦没者の方々の慰霊のシンボルとして親しまれてきたのがこの「セブ観音」。
ところが。。。。です。
そんな大切な慰霊のシンボルであったセブ観音像の一部が、心もとない人によってもぎ取られ、盗まれるという事件が起きてしまいました。
盗難は2回に分けて行われ、1回目は観音像の背中にある光背が、2回目は観音像が手にした蓮の花が無残にももぎ取られ、何者かによって持ち去られたのです。(無茶すんなよっ!!)
(写真はセブ日本人会様より)
こちらが盗難被害前の観音像。
今回、上の写真の①と②の部分が被害にあって無くなったんです。
わかります? こちらの写真には①光背と②蓮の花の部分がないでしょ。。
セブ日本人会としても、毎年慰霊祭に訪れてくれる遺族の方々のためにも、2021年の8月15日までにはセブ観音像の修復を行いたいとのこと。
弊社が現地にてお世話になっておりますセブ日本人会の会長よりこのお話を伺い、なんとか復旧のお手伝いをしたく、このたび微力ながら寄付をさせて頂きました。
そして届いたのがこの感謝状。
弊社3階フロアに掲示させて頂いてます。(ありがとうございます)
慰霊に訪れる方々のためにも一刻も早く復旧されることを願っております。
That’s all, See you next !!