みんなのおやじ 山口 元顧問
太閤石?
我が街に「太閤石」と呼ばれるところがあります。
久々に友達ケン坊とちょこっと山登りを楽しみました。
ケン坊:「太閤石ば知っとるや?」
じぃじ:「聞いたことあるばってん、そりゃー何処や?」
ケン坊:「金草ん上たい」
じぃじ:「よっしゃ、そこまで行ってみろーや!」
と言うことで太閤石を目指すことに。
麓から歩いて約30分。
途中、我が街を間近に見下ろすスポットがありました。
雑木林の枝越しに、我が街が、唐津湾の海や虹ノ松原、そして向こうの山は「鏡山」です。
見えてきました「巨大石」が。
高さ5メートル程ありそうな大きな石です。
この巨大石の上には石を割った時の「くさび」の跡が残っています。
四角に切られた石が無造作に横たわっています。
長さは4メートル程ありそうです。
きれいに割られた石の間から木が生えています。
山の頂上付近には、林の中に大きな石がズッシリと居座っています。
ここは谷口石切丁場跡と言われ、
豊臣秀吉が、名護屋城や大阪城を築城する時に、各藩に石垣の石材を集めるのを命じ、
当時の唐津藩がここから石を切り出して大阪まで船で運んだようですね。
それにしても、400年以上も前にここで多くの地元の人たちが石を切り、
正形な形にして、下の玉島川まで運び出し、船に乗せて大阪まで運んだとは
スゴイ先人たちの知恵と努力と体を張った力が詰まった場所なんですね。
「今残っているこれらの石は、400年前のものか?」と信じがたく不思議にも思えます。