
暮らし描き事業部 古賀
2030年の住宅に挑むPJ 3月・4月の温度測定
こんにちは、暮らし描き事業部の古賀です。
『2030年の住宅に挑むPJ』、3月と4月の温度測定結果についてお伝えいたします。
これまでの測定結果はこちらから
⇩
『2030年の住宅に挑むPJ 2月の温度測定・表面温度測定』
それでは、3月と4月の温度変化のデータを掲載いたします。
まずは3月。




3月は4℃~25℃と外気温の変動が激しい月となりました。
27日のように日中と夜間で17℃の温度差がでる日もございましたが、室内の温度変化は1日を通して最高でも5℃以下と外気温の変動にに捉われない室内環境を保っております。
これまでのブログで挙げてきましたデータと比較すると分かるのですが、室内の温度変化が5℃以下といっても3月は比較的室内の温度変化が大きい月です。
もちろん無暖房で生活しておりましたし、今回建築した住宅では日射遮蔽(庇など)で暑さ対策をしておりましたので室温の変動はそこまで大きくはなりませんでしたが、時間と方角、日射対策の仕方によっては日射の取得量が多くなりすぎ、中間期が暑くなることもございますので、冬季の日射取得、夏季と中間期の日射遮蔽は快適な室内環境を整えるのにとても重要になります。
それでは4月です。




4月も外気温に捉われず、室内は概ね20℃~25℃を推移しております。
日中と夜間で18℃の温度差がでる日もございましたが、3月同様室内の温度変化は1日を通して最高でも5℃以下と快適に過ごせておりました。
一つ気になるといえば室内の過乾燥です。
一般的に高断熱・高気密住宅は乾燥しやすいと言われます。
4月は乾燥した日が目立ちましたが、暖かい空間を保てる高断熱・高気密住宅の室内はそれ以上に乾燥気味になるのです。
湿度の面で夏季は快適になるかと思いますが、冬季から今の時期にかけては乾燥対策も必要になります。
乾燥対策として、加湿器の使用、室内物干し、換気量の調整、浴室ドアの開放などが挙げられます。
生活スタイルによって対策の方法は変わるかと思いますが、上記のような手間もコストもさほどかからず容易にできる対策さえしていれば快適に住まうことができます。
これから暑くなる時期になりますので今後も温度変化について引き続きお伝えさせていただきます。